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内山靖崇は第1シードのチリッチに敗れる

[シングルス2回戦]
○マリン・チリッチ(クロアチア) 6-3,6-4 ●内山靖崇

■「高い集中力で戦えた」と振り返ったように、チリッチのプレーに隙がなかった。ファーストサーブが入ると88%の高確率でポイントに結びつけた。14本のエースをたたき込んだだけでなく、サーブ力を生かしたストロークの攻めも厳しかった。チリッチが握ったブレークポイントは各セット一度ずつだったが、世界ランク5位はどちらのチャンスも1本でものにした。

■一方、内山が握ったブレークポイントは2セットで一度だけ。第2セット3-4からの第8ゲームでチャンスが来たが、セカンドサーブのリターンを大きくアウトした。ブレークを逃した内山は「(相手の)サーブもそれまでより浅く、少しタイミングがずれたのと、取りたい気持ちで力が入ってしまった。唯一のチャンスで、もったいなかった」と悔しがった。

■手堅さも力強さも相手が一枚上手だった。ただ、観客を湧かせる好ゲームになったのは、内山の頑張りに尽きる。厳しいボールによく食らいつき、相手の焦りを引き出す場面もあった。チリッチも「内山はフォアもバックも安定していた。動きもよかったし、色々なサーブを交ぜてうまく攻めてきた」と挑戦者を称えた。

■会見で内山は「色々な感情がある」と切り出した。「強かったな、という気持ちと、思っていたよりできたなという気持ちもある。でも、悔しいことには変わりないので、この試合から多くを学んで次に生かしたい」。2セットともワンブレークの接戦に持ち込んだが、セットを取るには至らず、この相手からセットを取るにはまだまだ道のりがある、というのが今の実感だろう。ただ、自分が「コツコツ積み上げるタイプ」であると自覚している内山には、その積み上げができたという確信もあるはずだ。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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