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杉田祐一はラオニッチの棄権でベスト8進出

[シングルス2回戦]
〇杉田祐一(三菱電機) 1-0、棄権 ●ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

■最初のラオニッチのサーブはフォールトだったが、時速222キロをマークして、スタンドから「オー」というどよめきが上がった。それがわずか8分後、力ないバックのスライスをネットに掛け、ブレークを許したラオニッチが途中棄権すると、スタンドからは「エー」という落胆の声が上がった。

■杉田のプレー自体はよかった。8回のサーブだったが、ラオニッチにサーブ1本でのポイントは許さず、220キロを超えるサーブもしっかり面を合わせて返球していた。コート上のインタビューで「いいリターンも返って、いいスタートだった」と語った杉田は、「ラオニッチ選手の体調が心配です」と途中棄権した相手を気遣った。

■1回戦もペア(フランス)の途中棄権だった。「初戦は1セットできた(6-4で先取)ので、いい形で次のラウンドという形だったが、今日は1ゲームなので、もう少し試合をしたかった。あれだけのビッグサーバーとすることが少ない。今後、戦っていかないといけない相手になるので」。記者会見で杉田は少し残念そうな表情も見せた。

■予想外の形ではあるが、地元開催でもツアーでベスト8に進んだ。「たくさんの人に集まってもらってうれしい。自己最高位をマークして楽天で試合をできるのは、プレッシャーもあるが、今はそれを力にできている。それを乗り越えられれば新しい自分になれるのではと、楽しみな部分もある。ここを自分にとって大きなターニングポイントになる大会にしたい」。杉田が日本のファンの前で実力を存分に発揮するのは次の準々決勝になった。

■ラオニッチは第1ゲームのデュースで、右ふくらはぎを痛めた。「足の後ろ側に鋭い痛みを感じた」というラオニッチは、「今後のことは正確な診断がでるまで何とも言えない。カナダに戻って医学的な処置を受けたい」と話した。今季は10年来の左手首の痛みを取るため全米前に手術を受けていた。復帰戦での足を痛めるアクシデントに見舞われた今季を「困難でいら立たしいシーズン。もっとテニスに集中できたら」と振り返った。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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